千石松の仕上げ作業

こんにちは。

普段はPC関連の作業をしておりまして、

菓子作りは簡単なお手伝い程度...な私スタッフY。

今回「人手がいるからちょっと手伝って!」

ということで、千石松の包装をお手伝いしましたので

レポートしたいと思います。

千石松4

初代から続く一心堂の銘菓「千石松」。

お茶会でのお茶菓子としてもご贔屓いただいております。

表面には品名にもなっております"松"の刻印が。

 

今回は出来上がった千石松を1つずつ人の手で包んでいきます。

なるほどこれは確かに人手がいる作業ですね...!

 

千石松1

千石松は糖蜜のやさしい風味のクリームをサンドした2枚1セット。

1包装は2枚1セット×2ケです。

もうすでに1セットにくっついていました。

それを2つ重ねて包んでいきます。

千石松2

「ちょっとやってみせるからね!」と、

長年作られている大奥さまからレクチャーいただきます。

包装紙を左右・上下から持ち上げます。

大奥さまはホイホイと、なんて速い手元の動き!!

とても簡単そうに見えます。

そこで私もやってみると、なかなか綺麗に包めない!

「コツは角を手で折りたたむことよ〜〜」

と手を器用に使って折りたたむ奥さま。

千石松3

奥さまが包んだ千石松は4つの角が均等に整って、見た目も美しい。

包装紙の「千石松」の文字が正面にくるよう位置を調整します。

最後に後ろに集まった四辺を丸いシールでとめて出来上がり。

私も真似して包装し、それらしくなったかな?

風流銘菓 千石松

こちらはそのときの写真ではありませんが、

こんな感じで包装できたと思います...!笑

今回は包装紙包みまででしたが、

この後販売の際はその上から透明の袋でお包みしてお渡しします。

 

お1つずつ人の手でおつくりする当店の「千石松」。

大奥さまの手際はまさに職人技!

 

そこで生まれた大奥さまとのコミュニケーションは、

普段との会話と少し違って何か、心地よいものがありました。

厳しい師弟関係とまではいきませんが、大奥さまをも唸らせる仕上がりにしたい!

と思いました。笑

大昔の師匠と弟子は、このリアルなコミュニケーション間で紡がれた

技術と精神の継承なのかな、と感じたお手伝いでした。

 

まだ食べたことない、という方も是非一度ご賞味ください〜〜^^